そろそろ Twitter API Version 1.1 の話

年明けてよくよく考えてみると API 1.1 完全移行まで残り 2 か月に迫っていたのですね。これはいけません。

開発者勢の嘆きも訴えもなにひとつ届かなかった感ありますが、無慈悲にも API 1.1 の時はやってくるのですね…

 

というわけで「なにが変わるんや!」というユーザーさん向けの記事のつもりです。

 

各クライアント・サービスの API Version 1.1 対応状況の一覧

 

2013/02/24 更新

リスト API に関するところと、移行完了時期に関して

 

まずは Twitter の開発者向けページに API 1.1 に関することがまとめられています。英語なので読めそうな人は読んでみてもよいでしょう。

https://dev.twitter.com/docs/api/1.1/overview

この記事をもとに、ユーザーには関係なさそうな部分は飛ばしつつ、順番に触れていきます。

 

 

@API リミット(Improved rate limits)

今までは全ての API(投稿系などは除く) は全体で一時間あたり 350 回でした。

これが、API ごと、15 分単位で 15~180 回になります。

  • ホームタイムライン取得は 15 分で 15 回
  • リプライ取得は 15 分で 15 回
  • リストタイムライン取得は 15 分で 15180 回
  • 検索タイムライン取得は 15 分で 180 回

検索など、一部の API に関しては大幅な緩和になっているものもありますが、基本のタイムラインは取得ペースに気をつける必要があります。

特に、投稿後にタイムラインを再取得するような設定がある場合は大変危険です。

また、リストタイムライン取得はリストごとに API を消費するので、複数のリストをチェックするのはなかなか厳しくなってくると思います

※20130224 リストタイムライン取得のリミットが 15 分あたり 180 回に変更になりました。リストに関しては API 切れの心配はかなり減ったと言えます。

 

ただ、User Streams は従来のように使えるはずなので、デスクトップのクライアントに関してはそこまで気にすることはないかもしれません(リストは除く)。

モバイルクライアントは多大な影響を受けます。拙作の T7 でもどう扱っていこうか悩んでいるところです。

このあたりの使用感に関しては、Twiangle 開発者のふぁ…幻想ツバメ氏が記事にしているので読んでみてください。

http://fantasticswallow.mo4ca.net/how-to-useful-twitter-api-1-1-life/

 

 

@全 API が要認証に(Authentication required on all endpoints)

主に検索 API のことです。ユーザーの認証(OAuth)をしないと使えなくなります。簡易診断系の web サービスがダメージ受けそうな感じがありますが、人によっては意外と問題になることがあるかもないかも…

 

 

@見た目(Developer Display Requirements)

クライアントに対して、表示に関する規定がかなり細かく設定されました。

守らないと潰すみたいな感じだったのですが、これに関しては今のところそういう話は聞こえてきません(twksr もまだ使えます)。

だから気にしなくていいというわけでもないんですが、どうなるんでしょうね。

既に対応を始めたクライアントもありますが、相対時間表示に関しては相当不評っぽい…?対応必須だからしょうがない…

 

 

@ユーザー数制限(New Twitter client policies)

クライアントでもサービスでも、それを使用できるユーザー(アカウント数)に 100000(すでに超過の場合は現在数から 2 倍…だった気がする) までの制限が設定されます。

詳しくは下の方で触れますが、今後使用できるクライアントが大きく減りますので、乗り換えの検討はお早めにということですね。

 

 

@API は完全移行(Deprecation of v1.0 of the API)

2013/3/5 に、Twitter API Version 1.0 の稼働は順次停止していくようです。

この日を境に、多数のクライアントが使用不能になると予想されます。twksr も使えなくなります。

クライアントの更新履歴で、API 1.1 への対応は触れられると思いますが、昨年秋以降で更新のないクライアントは全滅と見ていいです。

※20130224 API 1.0 の停止は部分単位で順次行っていくようです。完全切り替えは多少先になるようですが、まともに使用できなくなる期日としては変更ないです。

 

@まとめ

  • API 1.1 の本稼働(API 1.0 の終了)は 2013/3/5
  • タイムライン取得、特にリスト取得は計画的に
  • モバイルクライアントは特にやばい
  • 昨年秋以降で更新のないクライアントはやばい

 

「そろそろ Twitter API Version 1.1 の話」への61件のフィードバック

  1. @maccyapurinn よく分からないけど解決したならよかった。API上限についてはこっちの記事の方が具体的に書いてあった http://t.co/CvvzvrEz [そろそろ Twitter API Version 1.1 の話 » A.S.D.F.]

  2. 「基本のタイムラインは取得ペースに気をつける必要があります。また、リストタイムライン取得はリストごとに API を消費するので、複数のリストをチェックするのはなかなか厳しくなってくると思います。」http://t.co/ita9qcb5

  3. みんな、今派そんな事より15分に15回しかTL更新ができなくなることに目を向けたほうがいい。 http://t.co/lQbdKiKT

  4. 10万ユーザー数の制限はクライアントアプリだけ -“クライアントでもサービスでも、それを使用できるユーザー(アカウント数)に 100000(すでに超過の場合は現在数から 2 倍…だった気がする) までの制限が設定” http://t.co/Mf8kZKS786 @D11X

  5. @xxx1ch1maruxxx だいぶざっくり一般ユーザーにもわかりやすくAPIの仕様変更のこと紹介してるページあったので貼っとくおす http://t.co/yCx61VdLqw 投稿とか更新とかでツイッター呼び出せる回数が減った感じ

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