前回の記事で 3 回観に行くことにしました、と書いた気がするんですが、5 回の間違いでした。
29,30 のラスト土日 4 回全部観てきました…良かったです。
追加公演や続編を願いつつも、とりあえず公演終わったので総括的な感じで。
公演始まるまでのあれこれは前の記事で触れてますのでいきなり本題、ネタバレ容赦なしでいきたいと思います。
@「≒」について
タイトルにもある「≒」の記号、これが実は大きな意味を持っていたのかなあと思っています。
土師祭よりも前の、掌を返す前の頃は予防線、逃げの意味だと思っていました。「≒」なので、らき☆すたじゃないかもしれないけど大目に見てくださいね、的な。
土師祭で登場した、似ているとかそういう次元ではない泉こなたと、あと初回観劇時あたりまでの感想としては、先述の「≒」の解釈から、これは「≒」どころか、「=」でいいのでは?という感想でした。
中日は平日だったので観に行けませんでしたが、この頃の感想や、ラスト 4 回を実際に観て印象が変わってきました。
これは確かにらき☆すただけど、らき☆すたではない。
泉こなたはちょっとテンション高めかもしれない、ちょっと子供っぽいかもしれない(だがそこがかわいい)
みゆきさんはちょっと凛々しいかもしれない(出番多いし格好良いです)
お父さんもテンション高い(ミュージカルというのもあるだろうけれど)、だいぶ変態である(けれど決めるところはビシッと決めてくるのがにくい)
などなど…
原作キャラの再現は大前提で、さらに味付けがなされたような。「=」を超えた「≒」といいますか。
ただし「≧(≦?)」のように単純優劣ということではなくて、RPG なんかでのステータス振りの違いのような。ステブリ?
ここに至るのは生半可な原作理解では成せないんじゃないかなあ、まさに愛を感じるポイントだったと言えます。
あとはこじつけ気味ですが、既存のミュージカルと比較しても「≒」があったのかなとも。
曲とダンスが始まれば観客席がケミカルライト(※)・ペンライトと手拍子、拍手、合いの手、たまに絶叫に溢れるあたりはライブ的な要素。
公演中も演技はパワーアップ・バージョンアップし続け、アドリブも冴え、またキャストさんだけでなく観客側もだんだんノリがよくなる、成長が強く感じられる舞台、など。
※サイリュームは登録商標なんですね。キャタピラなんかと似たような感じですね(wikipedia)
真面目(?)なのはこの辺までです。「≒」は「=」ではないけれど、「≠」でもありません。数学的な意味ではなく。
らき☆すては間違いなくらき☆すたであり、新たな方向性、エピソードとして大切なものの一つになったと思います。
@好きな歌やシーン
・ぶらり途中下車
突っ込みどころの塊。ここは何度見ても噴きます。いい演技ですねぇ~~
・埼玉名物 LOVE!
オリジナル楽曲。椅子を絡めたダンスや、止めなんかがかっこいいです。
・SHY なのよ
オリジナル楽曲。ゆたかとみなみの曲ですが、なぜか途中からつかさが混じる。曲が終わると慌てて退場するつかさがかわいい。
曲も大好きです(もちろんつかさ以外のパートも)。
・ファサッ、ファーザー
「しんでも好きな人」ももちろん、お父さんは本当にいいキャラをしており、こういう項目でピックアップをしていくと幾らでも出てくるところなんですが、ひとつ選ぶならこれ。
・雨上がりのミライ
タイアップ楽曲。このシーンではメイン四人がメイド服というとんでもない状況、この曲含めで 3 曲連続ラッシュと、非常に観どころのある場面。
…からこの曲中で傘を閉じるところのシンクロが良すぎてやばい
・がっちりホールド
カードバトルのシーン、ブラスター木野さんとエンジェル尾崎君がタッグで挑んでくる際にがっちりホールドといいながら抱きつく?ところ。
…の反対側で、みゆきさんとつかさがこれを真似するんですね。これはいいものです。
これは初回ではちょっと見逃しやすいポイントであり、こういう小ネタの豊富さもリピーターの多さに出ているのかも。
・もってけ!セーラーふく
らき☆すてバージョンの非常に盛り上がるアレンジ。みさおとみなみのキレッキレのダンスや飛ばしや川井さんのバック転、通路まで出張してくる演出など、見どころ盛りだくさん。
・おんすて!オトメたちがとまらない!
オリジナル楽曲。元気でド直球な歌詞とダンスに心が震えます。
・FREELY TOMORROW
間奏部のダンスがかっこいい。劇をビシッと締めてくれます。
・ラストのスクリーン映像
やばい。
抜けがあったらすいませんなのと、L 列一回だけ(ラスト二日はまともに L 列取れなかった)だったので、通路側のあれこれはカバーしきれてません…
これは追加公演に期待するしかない…
DVD/BD あたりにも期待ですが、成長する、変化する舞台の面白みはやはり生で観ないと、というところがあるので、繰り返しですが追加公演や続編を応援していきたいところです。
タイアップ含めの全楽曲 CD も欲しいです!
以上、らき☆すたの新しい思い出でした。