小笠原諸島旅行まとめ(2024/3)

いつかは行きたい場所の筆頭でありつつ、なかなかハードルの高かった小笠原諸島へ、遂に訪問してきました。

都内ですが、本土から1000km近く離れています

Day1 おがさわら丸出港

11時。ほとんど冬の気温の竹芝桟橋から出港です。

東京湾、房総半島のあたりまでは揺れもなく、携帯の電波も安定しています。レストランで食事したり、船内を探検したりしました。

14時半頃。伊豆大島が見えてきたあたりで携帯が圏外に。観光客向けの小笠原諸島いろいろレクチャーイベントに参加。このあたりから船の揺れがかなり大きくなり…

実際海はかなり荒れていたようで、船の揺れもかなり強めだったものと思われます。

14時過ぎの様子。この頃は良いお天気だったんですが…

Day2 父島到着

深夜に酔い止めを追加投入し、夜明け頃になんとか起き上がれるくらいまで回復。

軽めの朝食をいただくも船の揺れはまだ激しく、自室へ戻った後は到着までひたすら横になっていました。

やや遅延して11時20分、父島・二見港到着。送迎により宿へ直行して荷物整理。午後までフリーなので周辺散策。

宿からすぐの大村海岸は当然のように海がきれい、周辺は南国リゾートみのある街並み、それでいて混雑もさほどなくのんびりした雰囲気が良い感じ…!

観光客はおがさわら丸の乗客でほぼMAXなので、大混雑という状況がそもそも発生しない

14時、父島島内をざっくり回ってくれるバスツアーに参加。

早速ウェザーステーション展望台からの絶景。3月の小笠原諸島はザトウクジラがやってくるシーズンで、この展望台からも比較的容易に見つけられる…らしいです(慣れないと難しいみたい)

居住区域を離れると携帯はすぐ圏外なので、その辺は気をつけないといけませんね。

綺麗な海岸、絶景の高台、戦時の史跡、電波望遠鏡、珍しい標識、本土とはだいぶ違う植生などいろいろ見て回りつつ、ガイドさんによる小笠原の日常の話も興味深く聴くことができました。かなりオススメです。

滞在中の朝食夕食は宿でいただきました。魚介が苦手なのでちょっと不安ではあったのですが、大事なく最終日までいただけました。島独自の野菜や果物もよく出てきました。珍しいものを食べる機会が多くなるので、アレルギーとかでもない限りはいろいろ食べてみるのも良いかと思います。

Day3 ザトウクジラ接近イベ

当初予定していたクルージングのツアーが竹芝出港直前で中止となってしまい(南島や兄島にも寄れる予定でした…残念)、終日ノープランでぶらぶら散策かなあと思いながら朝食へ。

午後にホエールウォッチングがあることを教えてもらったので、参加することにしました(今回お世話になった宿は各種ツアーも扱っています)。

午前中はフリーということでウェザーステーション展望台まで徒歩で行ってみることに。登り気味徒歩30~40分ほど。そういえば小笠原諸島にはスギが生えていないそうです!スギ花粉症には大変ありがたい…

ウェザーステーション展望台は街からアクセスが良いためだいたい人がいます。クジラに詳しい方がいらっしゃる場合も多く、見つかり次第声が上がるので参考になります。今回の旅ではタイミングありませんでしたが、夕日スポットとしても良好らしいです。

水平線しか見えない…130km先には火山活動でもりもりサイズが変わる西之島、1300km先に与論島や沖縄本島があります

午後、いよいよホエールウォッチングへ出発します。

14時くらいに出発~

クジラは見つけても一定距離以上近づかないなどルールがあるそうで、実際クジラはすぐ会えるのですがやはり少し遠い…スマホカメラではちょっと難しい…

…と思っていたらクジラのほうから船に寄ってきて超接近イベント開始!あまりにも近いのでスタッフさんも乗客も大騒ぎ…

三時間ほどのツアーだったのですが、クジラ何度も会えるし、大接近ボーナスイベントもありで大満足です。シーズン中であればクジラと出会わないことはまずないようなので、ぜひ参加してみてください。

夕食は島寿司が出ました!八丈島など伊豆諸島グルメのイメージでしたが小笠原でもよく食べられるようです。あと小笠原の島トマトはとても甘い~

夜も少し散策してきました。

Day4 母島日帰りチャレンジ

母島は父島からさらに南方、船で2時間ほどかかります。日帰り可能ですが、あちこち巡るには滞在時間が全く足りないので行くかどうか悩みました…

が、そう何度も来れる場所ではないので行ったフラグを立てるだけでもしておこうということに。

朝食は和風でした。バラエティーに富んでいて良いです。

行きの便が早朝になってしまうのですが、朝食の時間を早めていただきつつ港まで車で送っていただけることに!昨晩のうちに母島行く旨を知らせただけでこの対応を提案していただけました…手慣れている…

島全体でこういった観光での時間の使い方を上手に連携できている感じがあり、数日の滞在をフル活用しやすいのがとても嬉しい~

7時半父島出港。2時間なんておがさわら丸に比べれば一瞬もいいところなので、景色を眺めつつ船内を歩き回っていました。クジラにも結構会えます。

母島に到着。父島と違ってだいぶのどかで、ザ・離島って感じがします。乗船前後に消毒マットで靴裏を念入りにキレイにしました。外来の動植物をしっかり阻止したいのだそうです。

日帰りの場合、滞在可能時間は4時間…日帰り向けのツアーもあるそうですが、今回は徒歩圏の気になるスポットを気ままに訪れることにしました。そんなわけですぐ行動開始…最南端の都道、241号を南下。携帯はすぐ圏外になりました。

しばらく歩いてくると道路が終わり、都道最南端の看板がありました。

母島の最南端はまだ先ですが、時間が足りないので南下はここまで…今度は引き返しながら、幾つかある海岸に寄っていきます。

都道沿いの3つの海岸に寄りました。小さいけど流石に水がきれいな海岸で、シュノーケリングとかはやっていい?らしいですが、御幸之浜以外は人を見かけませんでした(御幸之浜はウェディング撮影やってた)。

街のほうに戻ってきて、宿のスタッフさんにオススメされた小剣先山に登ってみました…が、最後のほうは岩登りだったので途中で引き返しました。

最後に鮫ヶ崎展望台で景色を眺めて、今回はここまで。ほかにも気になるスポットはたくさんあったのですが、しっかり見て回るにはやはり宿泊必須という感じですね。

16時父島着。夕食挟みつつ、夕暮れや夜道を少し散策。小笠原の夜もひとまずの見納めです…早い…!

Day5 さらば小笠原

あっという間に現地最終日…

朝食をいただいて宿をチェックアウト。大きな荷物は預かっていただけるうえにおがさわら丸出港に合わせて港まで持ってきていただけるとのこと。助かりすぎる。

まずは小笠原海運の案内所へ。帰りの二等スペースをワンチャン一等室に上げてもらえないか確認してみました(空いてれば追加料金でグレードアップ可能)。幸い空きがあるとのことで帰りも一等室に。これで酔っても安心して横になっていられます…酔わないのが一番ですけど…

そのまま海沿いをぐるりと歩いて、小笠原海洋センターへ。ウミガメの飼育などを見学できます。

10時なったのでリンクラの活動記録18話の更新分(某楽曲のアカペラがいきなり飛んでくるあたり)を視聴しました。周りに人いなくてよかった…蓮ノ空最高なので皆さん履修しましょう。

続いて小笠原水産センターへ。海洋センターと名前似ててちょっと混乱しますね。こちらは小さな水族館があります。

規模小さいとはいえ、そもそも動植物相が特殊すぎる小笠原諸島なので珍しい展示が多く、水族館好きなら間違いなくおすすめです。

昼食を済ませて、これまで寄り損ねていた大神山神社へ参拝。街を歩いていれば高台に鳥居が見えるのでわかりやすい。

更に登ると展望台がありました。めちゃくちゃ見晴らし良い…早く行けばよかった…

14時過ぎ。港へ到着、宿の方が運んでくださった荷物を受け取り、乗船開始。船室で荷物を整理して、15時の出港まで外部デッキで過ごします。

桟橋に見送りの方がやってきます…父島の人口は2000人ちょいらしいですが、ここに数百人くらいいるような。観光業の比率が高いとはいえ、はとんど毎週のおがさわら丸の出港をこんなに見送っていただけるのは胸アツです。あっちもこっちも手を振ったり叫んだり。とても良い雰囲気。

出港すると大量の観光船が客乗せてる時は絶対やらなさそうなスピードで並走してきます。今回お世話になった宿の船も見つけました。圧倒的体幹で立ち上がって手を振ってくださいます。

最後の一隻、凄いスピード…ただものではなさが凄い。

船をよくよく見ると「海上保安庁」って書いてある…最後はかっこよすぎるターンを決めて見送ってくださいました。


父島離れて電波はすぐなくなったのでしばらく横になった後、17時夕食。

ラーメン気になってた

行きのときは酔ってダウンしてたので、今度はしっかり夕日を眺めておきました。その後も海わりと落ち着いていたので夜もちょっと外部デッキに出てみました。

電波ないしまあまあ揺れるので寝る以外できることはあまりなく、就寝。

Day6 帰ってきてしまった

7時頃起床。船は八丈島のあたり。天気が悪く海もやや荒れ。朝食は買っておいたパンで済ませて、ほとんど船室でゴロゴロしていました。

小笠原諸島いたときはずっと晴れてたんですけどね…

12時過ぎ。東京湾に入ると揺れもほぼなくなり、電波も入るようになるので日常に戻ってきた感が出てきます。昼食したり、ソシャゲしたり、ちょっと外部デッキに出たり(天気はやっぱり悪い)。

15時過ぎ、竹芝着。天気も悪いし下船まっすぐ帰宅!

まとめ

日程確保、船と宿とツアーの予約、もろもろ経費など様々なハードルがある小笠原旅行ですが、体験すること何もかもが新鮮で良かったです。

行き損ねた南島と兄島リベンジや、母島もっと見て回りたい…完全にのんびりする一日も過ごしてみたい、食べ損ねたウミガメ料理にも挑戦したい…やれることがホントにたくさんあるので、3日程度の滞在ではまるで足りませんでした。また行きたいですね~

みんな行きましょう